5月23日【NFG 投資顧問・プロが提供するモーニングサマリー】《トランプ関税と減税の狭間で右往左往するアメリカ市場！》

おはようございます。昨晩のNYは、ダウが41,859.09㌦1.35㌦安。ナスが18,925.73㌽53.09㌽。SP500が5,842.01㌽2.60㌽安。為替が143.81円近辺。オイルが60.73㌦。VIXが20.28。CME日経先物が現在37,010円24円高近辺です。

昨晩のNYは、やはり関税問題と減税問題の複合不安要素で大きく上下しました。しかし、足元の景気指標が堅調である事などで、概ね堅調に終わりました。関税や減税については、7月が一つの目途であり、そこまでは米国の収支と景気の天秤となりそうです。また企業業績への影響も未だ不確実なところもあり状況次第で見直しが入るので7月までは注意が必要です。日本についても同様です。関税問題が解決しないと、新年度の決算に予想が立てられずにいます。株価はある程度の織り込みをしていますが、結論が出るまでは上値を抑える事になりそうです。特に、鉄鋼やアルミ、自動車や薬品など決まらないとフェアバリューの計算が出ない事になります。出たら出たで修正が入りますので売られ過ぎ、戻りすぎ、割高、割安の修正となりますので、アメリカの景気状況に為替もですが注意です。

記：中島肇