５月9日【NFG 投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《米英貿易協定締結と中国との融和モードを好感。日本は？》

本日もお疲れ様でした。本日の東京市場は日経平均が37,503.33円574.70円高。TOPIXが2,733.35㌽34.77㌽高。グロース250が684.26㌽7.78㌽高。為替が145.35円近辺。CMEダウ先物が現在41,466㌦97㌦高近辺です。

本日は、米英の貿易協定締結や中国との交渉が進展するのでは、との期待から円安もあり、一気にショートカバーが入って上昇して終わりました。

問題はこれからであり、関税問題がゼロになる訳ではなく、多数の国との交渉はこれから。貿易以外にも為替や防衛問題も控えており、一喜一憂する相場展開が継続しそうです。

7月の関税交渉期限まで何が起こるか注目です。日本に関しては、国内問題が山積しており、景気対策に消費税問題、日米交渉でも農産物や自動車に譲る気配がなく、次の交渉で決裂する可能性もあり、注意が必要と思われます。テクニカル面から短期ではアップサイドへ、オーバーシュートしており、来週以降は調整が入りそうです。

記：中島肇