6月1日 【NFG投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《　日経平均強気ムードの変わり目か　》

本日の日経平均は、31,148.01円260.13円高と反発して取引を終えました。

昨晩のNYは、財政責任法案の下院採決を控えていた警戒感から売りが先行しましたが、FRB高官たちの利上げ停止の発言が重なり、下げ幅を縮めました。

日経平均は前日の大幅安分のリバランスが入るも、米財政責任法案が下院で可決されたと伝わってからは好材料出尽くし感から再び下落。しかし、後場に入りじりじりと値を押し上げ、荒い一日になりました。

日経平均は強気一辺倒で値を押し上げていましたが、好ニュースでも売りが強まる気配を見せるなどから徐々に雰囲気が変わってきている可能性も考えられます。

本日米国では上院でも債務上限関連法案は可決成立の見込みで買い材料となりそうですが、ISM製造業景況指数は境目の50に満たない予想もあり、頭を押さえる要因にもなりそうです。

記：宮本　直輝