3月30日 【NFG投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《　全体的に落ち着き見せるが材料難になりつつあります　》

本日の日経平均は、27,782.93円100.85円安と反落して取引を終えました。

昨晩のNYは反発。金融不安が一段と後退し、比較的好調な企業決算も受けて堅調な推移となりました。

日経平均は配当落ちの影響もあり、安く始まるとその後下落幅を広げていきましたが、終わりに向けて値を戻していきました。

実質的には配当落ち分を考えたらプラスと考えられますが、米国株の勢いと比べると弱い動きに思われます。

市場は金融不安からの落ち着きを見せており、目先は再度インフレなどに向かっていきそうです。

そんな中、明日発表のPCEコアデフレーターの指標には注目が集まっています。

本日の米国株も様子見姿勢が強まると思われ、積極的な売買は行われないと思われます。PCEのデータ次第では厳しい状況ながら利上げ継続をしないといけないジレンマに市場が包まれそうです。

記：宮本　直輝