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6月16日 【NFG投資顧問・プロが提供するイブニングサマリー】《FOMCは無難通貨も警戒感は拭いきれず》
2022年06月16日
本日の日経平均は、26,431.20円105.04円高と反発して取引を終えました。
昨日の米国株は6日ぶりの上昇で、日本株も米国株の反発を受けて寄付きから大幅な反発を見せましたが、勢いは続かず徐々に値を消していきました。
FOMCは0.75ptと実に27年振りの利上げ幅となりましたが、ある程度市場は折り込んでおり大きなサプライズとはなっていません。
今晩には英国の金融政策委員会、明日には黒田日銀総裁の記者会見も控えており徐々に慎重姿勢が強まったように思われます。
今後の利上げ幅についても、今回の0.75ptの上昇は異例とパウエル議長は説明していますが、インフレ抑制の見込みが立っていない現状は安心材料にはならないと思われます。
本日の米国株は堅調さが見込まれていますので、日経も勢いに乗りたいところです。
記:宮本 直輝